こんにちは!

「大事なのは方法論ではなく個体差の評価!」 分子栄養学に基づいた血液データリーディング・栄養評価・ダイエット・健康に関するセミナー「トレーナーの為の栄養学講座」岡洋介です。

「インスリンの働きが悪くて太ってる人にロイシンと食後の運動」

食事を守っているのに痩せないクライアントを抱えているトレーナーのあなた。

その1つのパターンとしてインスリン抵抗性があります。(これは血液データでチェックです)

簡単に言うとインスリンの働きが悪いからインスリンをたくさん分泌する→脂肪の合成↑→デブる

血中の糖を細胞内に運ぶのがグルコーストランスポーター、略してGLUT。

これには何種類か有って、筋肉で働くのはGLUT4。血糖の約7割位が筋肉で取り込まれるので重要です。

GLUT4はインスリンに依存しています。

通常は筋細胞ではインスリンが細胞表面の受容体につくことで細胞内のGLUT4に刺激が伝わり※、細胞の表面に移動(トランスロケーション)して糖を取り込みます。
※この部分は混乱しないようにわざと省略して書いてます。

しかし、インスリンを介さなくても、ロイシンがGLUT4の細胞表面へのトランスロケーションを起こしてくれます。

↑溝口徹先生の資料より引用

そして、運動もインスリンを介さずGLUT4のトランスロケーションを起こします。

ですので、食前にロイシン(BCAA)を摂取(BCAAには食欲抑制効果もあり)、食後に軽く運動というのが、血糖のコントロールの一助となります。

食べたら歯磨きしながらスクワットとか、ランチ帰りならエレベーターを使わずに階段で帰るなどなど消化が悪くならない程度で。

このように、うまくいってないクライアントがいる場合、まず原因の特定をすることです。

そうしないと
・トレーナーは当てずっぽうのアプローチ
・クライアントはなぜ痩せられないか分からないのでモチベーション↓&トレーナーへの信頼↓となります。

学んでいきましょう‼️