大事なのは方法論ではなく個体差の評価!」 分子栄養学に基づいた血液データリーディング・栄養セミナー「トレーナーの為の栄養学講座」
岡洋介です。

メラトニンと花粉症⁉️」

以前にメラトニンの意外な使い方として、メラトニンと更年期障害メラトニンと乳癌について書きました。

今回はメラトニンと花粉症についてです。

免疫細胞にはメラトニンの受容体があります。
免疫はすごーくざっくりいうと、ヘルパーT細胞のバランスで決まります。ヘルパーT細胞の種類によって、分泌するサイトカイン(命令を出す物質)によって、活性化される免疫細胞が違うからです。

・まずはTh1とTh2のバランスをとります。

花粉症の人はTh2が多くて、このTh2は鼻水とかくしゃみを起こすB細胞を活性化しちゃうんです。だからTh1を増やしてバランスを取ればいいんです。
メラトニンはヘルパーT細胞の前駆細胞をTh1の方に誘導します。Th1はウイルスが侵入したり癌化した細胞をやっつけるキラーT細胞を活性化します。同じくNK細胞という細胞ごとやっつける免疫細胞を活性化します。

・次はTh1&Th2とTregとのバランスをとります。

Th1とTh2のバランスを取ったらこの2つは炎症を起こす方のサイトカインを出すので、炎症を抑えるサイトカインを出す制御性T細胞のTregとのバランスを取ることで花粉症の症状は和らぎます。Tregを増やすにはまた別の栄養素が必要となります。

免疫を詳しく学びたい方はトレーナーの為の栄養学講座「実践!副腎疲労改善&免疫徹底理解編」にて^_^