「大事なのは方法論ではなく個体差の評価!」
分子栄養学に基づいた血液データリーディング・栄養評価・ダイエット・健康に関するセミナー「トレーナーの為の分子栄養学講座」岡洋介です。
「飲酒で免疫低下⁉️」
「免疫の主役も腸‼️」
アルコールは通常、ADH(アルコール脱水素酵素)によりアセトアルデヒド へ、そしてALDH(アセトアルデヒド 脱水素酵素)によって酢酸へと代謝されます。
しかし、日常的にアルコールを摂取しているとより効率的にアルコールを代謝するためにMEOS(ミクロソーム エタノール酸化系)が亢進してB1を消費します。
さらに、大量にアルコールを摂取してアセトアルデヒド が多くなるとB1を使ってアラントインというものに代謝します(酒臭さの原因となるもの)。
このようにB1をどんどん消費するようになるのです。
腸は免疫の60%を担っており、パイエル板は免疫細胞の基地になっています。
免疫細胞はそこを起点としてパトロールをしています。
その免疫細胞のひとつ、B細胞が分泌するIgAは粘膜の免疫の要でバリアの役目を果たします。
B1の不足によってB細胞のエネルギー代謝が落ちることによりその数が減ってしまい、IgAも少なくなってしまうことが最近の研究で分かってきました。
ということでこの風邪の時期には飲酒はほどほどに&しっかり腸へのアプローチ!
クライアントさんの健康を守っていきましょう🙂