大事なのは方法論ではなく個体差の評価!

分子栄養学に基づいた血液データリーディング・栄養セミナー「トレーナーの為の分子栄養学講座」岡洋介です。

ハーゲンダッツで思ったこと⁉️」

先日、香港と台湾で販売されていたハーゲンダッツのバニラに発がん性物質のエチレンオキシドが検出されたニュースがSNSでも話題になっていました。

トレーナーさんの書き込みも散見され、よく調べもしないで危ないですよーみたいな書き込み、、、。

そしてそこに「食べるのやめときます。」とか、「まだ冷凍庫に入ってる。どうしよう」とかコメントが付いてるんです。

こういう風に一般の方は影響されちゃうんですよね、、

トレーナーが書いてる記事だから正しいんだろうと思って。

少し責任感を持って欲しいんですよね。

なんかもうがっかりするんですよね。こういうの見ると(>_<)

僕がこの講座を始めたのは、自分自身が食事指導で悩んでいて、それを解決できた分子栄養学をトレーナー向けに1番効率よく学べる講座を作りたいというのがあったのですが、それ以外にも

もっとトレーナーの地位を上げたい

ダイエットやボディメイクだけじゃなく健康管理ができるトレーナーを増やしたい

という想いがあったからです。

よく調べもしないで不安を煽るような書き込みをしていたら、いつまで経っても世間ではトレーナーはダイエットをさせてくれる人で終わってしまいます。

分子栄養学って、「なぜ?どうして?」が大事な学問なので、学んでいるとなんでも調べる癖が付くんです。

分子栄養学、やりましょう☝️🙂

さて、ちょっと脱線したので続きです。

エチレンオキシドは医療機器などの滅菌に使われます。

問題の製品はフランス産の工場。

日本で流通しているものは全て日本の工場」のもの。

そしてエチレンオキシドの発がん性に関して、これは主に「吸入」によるもので、今回のように超微量で経口摂取して、発がん性があるという根拠はないんです

ちなみに僕は昨日もハーゲンダッツをいただきました。新製品の「ミックスベリー&クリームチーズ」美味しかったです🤤


以下、厚生労働省の

「優先評価化学物質のリスク評価(一次)
人健康影響に係る評価II 有害性情報の詳細資料」

より抜粋。

1-2  一般毒性

1-2-1 経口暴露

(1) ヒトへの影響

調査した範囲で、ヒトの経口経路によるエチレンオキシドの毒性情報は得られなかった

(2) 動物への影響

一般毒性に対する報告は一つあり、雌の Wistar ラットに 100 mg/kg のエチレンオキシドを 5 /週、21 日間( 15 )経口投与した実験で体重減少、胃刺激及び軽度の肝障害が認め られたが、31030 mg/kg/day30日間(5/)経口投与した実験では影響が認められ なかった(Hollingsworth et al., 1956)
経口経路の一般毒性についてキースタディを定めてい
る評価機関は存在しなかった。
また、
EPA(2016)以降の既知見の更新として、2014 年以降 の文献検索を行った結果、新たな情報は得られなかった。


1-5 
発がん性

1-5-1 経口暴露

(1) ヒトへの影響

調査した範囲でヒトの経口暴露による情報は得られなかった

(2) 動物への影響

経口経路による発がん性試験の報告は二つあったが(Bar and Griepentrog, 1969;NITE 2005 二次引用、Dunkelberg 1982)、各国の評価機関でキースタディとされている情報はなかった。

ではまた☆