「大事なのは方法論ではなく個体差の評価!」 分子栄養学に基づいた血液データリーディング・栄養セミナー「トレーナーの為の栄養学講座」
岡洋介です。
※この記事は結構前にFBに載せたものです。
「アミノレブリン酸て?」
SNSで上げてる人が何人かいました。
コロナウイルスを抑制するとのニュースがあり、サプリメントが売り切れてるとのこと。
僕のセミナーではかなり前に取り上げていますので、受講されている方はなんとなく覚えているでしょうか?(タンパク質編です^_^)
アミノレブリン酸はグリシンとスクシニルCoAからミトコンドリアで作られ、合成酵素にはB6が必要です。
アミノレブリン酸が8個集まってポリフィリン環を形成し、その中心に金属がくっ付いて金属錯体を作ります。鉄ならヘム、マグネシウムならクロロフィル、コバルトならB12。※画像参照
ヘム合成の律速はアミノレブリン酸合成によるので、アミノレブリン酸を摂取することにより、ヘムの合成が高まり酸素運搬能やエネルギー産生能が高まります。
僕が所属している研究会では、数年前にアンチエイジングサプリとしてセミナーがありました。
ウイルスへの機序としてはまだよく分かっていませんが、シャーレの中でウイルスにアミノレブリン酸がくっ付いて、ウイルスがACE2にくっ付くのを妨げるとのこと。※画像参照
そしてアミノレブリン酸はコロナウイルスの遺伝子配列の特定の部分にくっ付き、転写を妨げるとのこと。
ただこれもウイルス侵入時には好中球やマクロファージが貪食したり、細胞にウイルスが入った場合にはNK細胞が働くといった免疫の本来の働きをしてこそ意味があります。
ですのでそもそも
・ミトコンドリアを健全に保っておくこと
・免疫力とバランスを維持しておくこと
が大事です。
普段から食事、栄養を整え炎症ケアをしておきましょう。
免疫については動画「副腎疲労改善&免疫徹底理解編」にて→こちら
ではまた☆