「大事なのは方法論ではなく個体差の評価!」 分子栄養学に基づいた血液データリーディング・栄養セミナー「トレーナーの為の栄養学講座」
岡洋介です。
「タンパク質を増やしてもダメなパターン⁉️」
「サプリはまずは消化の補助になるものから」
あなたはちゃんとクライアントの個体差を評価した上で高タンパク質を勧めてますか?
例えば、牛肉を食べても、それに含まれるタンパク質は牛のDNA(設計図)に沿って作られた物なのでそのまま人間に使うことはできないのです。牛タンを食べて自分の舌が牛タンみたいになったら困りますよね。
ですのでアミノ酸にまで消化して吸収して、各細胞でそのアミノ酸を使って人間のDNA(設計図)に沿って組み立てているのです。
↑タンパク質の発現については過去セミナーの「タンパク質編」にて詳しく解説しています。細胞の仕組みが分かり、分子栄養学の理解が進みます。
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「細胞はタンパク質の工場であり、電力を供給しているのがミトコンドリアです。」
ですので甲状腺ホルモン低下や副腎疲労による代謝低下がある場合はエネルギー不足でタンパク質を組み立てることができないのです。
これがプロテインを飲んだり肉を一生懸命食べたりしても血液データに反映されないメカニズムです。(材料を摂ってもカラダの中でタンパク質を作ることができてない)
※その他、炎症性のサイトカインなどが転写を阻害したりします。
消化酵素ももちろんタンパク質であり、毎日大量に必要とされますが、上記の様な症状のある方はうまく作れません。よって、消化の問題を併発するパターンが多いです。
ですので外から補う必要があるのです。
甲状腺機能低下や副腎疲労などのアプローチで、「消化にアプローチする」というのは見落としがちなポイントでもあります。
・タンパク質を沢山摂っても消化されなければ腸内環境を悪くするだけ。
・消化吸収されても設計図通りにタンパク質を組み立てられなければ細胞のストレス(小胞体ストレス)が増加し(要するに工場に不良在庫を沢山抱えてる状態)、細胞の機能が落ちるだけです。
うまくオートファジー(不良在庫の整理:不良タンパク質や古いタンパク質を分解、細胞の品質管理)やアポトーシス(工場閉鎖:細胞の自殺)ができなければガンの原因にもなります。
つまり評価もなしにクライアントにタンパク質を摂れ摂れ言うトレーナーはクライアントに健康被害を与える可能性があるのです。
もっと仕事に責任を持ち、クライアントの健康に貢献しませんか?
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