大事なのは方法論ではなく個体差の評価! 分子栄養学に基づいた血液データリーディング・栄養評価・ダイエット・健康に関するセミナー「トレーナーの為の栄養学講座」岡洋介です。

【甲状腺機能低下⁉️原因は】

甲状腺ホルモンは全身の代謝を司っているホルモンです。首にある蝶々の様な臓器である甲状腺でヨウ素(ヨード)を材料に酵素やホルモンによって合成、活性化されます。

ダイエットがうまくいかない、元気が出ない、低体温、むくみ、脱毛、便秘、生理不順や不妊など。この様な症状のあるクライアントに対しては甲状腺機能を血液データで確認しましょう。
(TSH、FT3、FT4)
そして、その原因をカウンセリングや他のデータから考えましょう。

主な原因として

甲状腺ホルモンの材料の不足や過多
ヨウ素不足(ヨウ素は海藻などに含まれるので日本人の場合はあまり不足しないが、ヨウ素と拮抗するミネラルが阻害している場合があります)、逆に過多だったり。

甲状腺ホルモンの合成や活性化に関わる栄養素やホルモンの不足
鉄や亜鉛、セレンなどの不足、副腎ホルモン↓

代謝が回ってない
代謝に関わる栄養素が不足していたり代謝が重金属やカビ毒などで阻害されていたり。

フィードバックがかからない
甲状腺ホルモンは視床下部→下垂体→甲状腺とホルモンによる命令が行き分泌されています。そして分泌された甲状腺ホルモンが視床下部や下垂体の受容体にくっ付くことによってフィードバックがかかり、適正なバランスが保たれています。
エネルギー不足の状態が続いているとこの脳の命令系統が上手くいかなくなることがあります。

この様に、原因は様々です。原因にフィットした方法でないと効果が出ません。

甲状腺ホルモンについて詳しく学びたい方は→「女性の為の分子栄養学的栄養ケア」