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「大事なのは方法論ではなく個体差の評価!」 分子栄養学に基づいた血液データリーディング・栄養評価・ダイエット・健康に関するセミナー「トレーナーの為の栄養学講座」岡洋介です。

「過食や糖質過多と尿酸値」

昨日はアルコールと尿酸値の機序を書いたので今日は過食や糖質過多と尿酸値について。

①まず尿酸の合成が増える機序について。

「脂肪酸の合成と、余った糖質の代謝にNADPH が使われる」

・過食や糖質過多で既にATPが十分にある時には、TCA回路が止まり、アセチルCoAが余ります。
この余ったアセチルCoAが繋がっていって脂肪酸を作ります。
その繋がる時にNADPH が使われます。

・解糖系が飽和していてグルコースが余っていると、側路のポリオール代謝経路が活発になり、グルコースからソルビトールに変換される時にNADPH が使われます。

・するとNADPHを供給するために解糖系の側路であるペントースリン酸経路が活発になります。
この経路はNADPH を作るだけでなく、核酸の材料を作り、それが代謝されて尿酸となります。

・※ちなみにNADPH が不足するとアルギニンを一酸化窒素に変換できなくて血流が悪くなったり、グルタチオンが働けなくなって抗酸化力が落ちます。

・果糖を多量摂取した場合は、果糖が解糖系に入る時にATPが使われ、無機リン酸が減少するとAMPから尿酸へと分解されます。
昨日のアルコールのとこの酢酸がアセチルCoAになる時にATPが使われて尿酸に分解されるのと同じ機序です。

ジュースをよく飲む人。僕は某ファミレスでいつも作業していますが、みんなドリンクバーでジュースをガブガブ飲んでいてゾッとします。そしてそのジュースでフライドポテトを流し込むという地獄。

②次に尿酸の排出低下の機序

・糖質過多やインスリン抵抗性でインスリンが増えると、尿細管でナトリウムの再吸収が高まるのですが、この時に尿酸の再吸収も高まります。

なので、ざっくりいうと尿酸値が増えちゃうのはアルコールと過食や糖質過多、果糖が原因です。

あと、日本人は糖質の割合が少し多過ぎます。グルコースは代謝において自動酸化します。
そして血糖値の乱高下や膵臓を酷使することにより様々な弊害があります。

じゃあどうするの?っていう話はまたそのうち☆

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