こんにちは!

「大事なのは方法論ではなく個体差の評価!」 分子栄養学に基づいた血液データリーディング・栄養評価・ダイエット・健康に関するセミナー「トレーナーの為の栄養学講座」岡洋介です。

 

【腸の4R!!】

先日、栄養療法のスタートは腸ケアからと書きました。4Rは腸ケアの基本の基です。

Remove:ストレス、アレルゲン、グルテン、カゼインなどの腸に良くないものを取り除く
※グルテンについてはまた書きます。

Replace:胃酸や消化酵素を補う

Reinnoculate:プロバイオティクス(乳酸菌などの有用な菌)、プレバイオティクス(食物繊維など菌のエサになるもの)の移植

Regenerate:グルタミン、亜鉛、VAなどで腸を修復します。

ざっとこんな感じです。
悪いものは避けて、消化を助けて、良いものを入れて、粘膜を修復します。

①小麦、乳製品、砂糖を避ける。ここの詳細は誤解の無いようまた今度書きます。

②塩酸ベタイン(胃酸は塩素Cl、胃から出てるから胃酸、そのままじゃ飲めないからサプリだとベタインとくっ付いてます。)や胆汁の補助サプリや消化酵素を足す。

③良い菌を入れる。大腸の菌は善玉菌約2割・悪玉菌約1割・日和見菌約7割です。日和見菌は善玉、悪玉どっちが優勢かによってどのように作用するか変わります。

大腸の中は満員電車のようなイメージです。良い菌でいっぱいだと悪玉が入って来れないです。ですので良い菌をどんどん入れてあげます。
今現在腸が悪くてよくしていきたい場合は1日500億位入れていかないとなかなか効果出ないです。ヨーグルト食べたくらいじゃ全然足りないです。

乳酸は食物繊維やオリゴ糖を発酵し乳酸を、ビヒィズス菌は乳酸や酢酸を、酪酸菌は酪酸を産生します。これらは短鎖脂肪酸と呼ばれ大腸のエネルギーとなったり、大腸内を酸性に保つことで腸内環境を整えます。ですので細菌のエサとなるものをしっかりと摂ります。ちなみに小腸の1番のエネルギーはグルタミンです。

④粘膜や細胞分裂の材料を入れて再生していきます。

ざっとこんな感じです。
腸を治さないと副腎疲労が治らないと以前の記事で書きましたが、副腎疲労だとダイエットやボディメイクにも影響が出ます。

副腎疲労の疲弊期だと糖新生上手くいかないので糖質制限は禁忌だし、甲状腺ホルモン↓で代謝落ちるし、抵抗期でコルチゾール↑だと筋肉落ちやすい(筋肉の分解が亢進)です。副腎疲労が長い人は痩せていてもぷよぷよしてる人が多いです。

副腎疲労と甲状腺の関係もまた書きます。

ではまた☆