こんにちは!

「大事なのは方法論ではなく個体差の評価!」 分子栄養学に基づいた血液データリーディング・栄養評価・ダイエット・健康に関するセミナー「トレーナーの為の栄養学講座」岡洋介です。

 

【あなたの栄養指導は評価がありますか?それとも当てずっぽうですか?】

前回の続きです。

セロトニン、ドーパミン、GABAは生合成にB6を必要とします。

ではB6の評価はどうやってするのか?

これは血液データのAST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)とALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)でみます。これらはB6を補酵素としているからです。この数字をみることで神経伝達物質の状態をある程度推測できます。

また、ASTもALTも糖新生のためのアミノ基転移酵素です。これにLDH(乳酸脱水素酵素)も加えて、糖新生の能力はどうなのか、糖質制限が適応かどうかの指標としてみることもできます。

トレーナーのあなたはクライアントに「私は糖質制限はどうでしょうか?」と聞かれた時に数字で説明できますか?

ちなみに基準値ではないです。例えば僕は栄養コンシェルジュの資格(フィットネス業界では割と良いとされてるセミナーです)も持っており、血液検査の読み方をやっていましたが、「栄養学的な評価」や「個体差の評価」には使えませんでした。

誤解しないでいただきたいのは、そのセミナーを否定しているのではありません。栄養の基礎的なことを体系立てて学べる点では良いと思います。

しかし、クライアントを「栄養学的に評価」したり「個体差を評価」するには別の学びが必要なのです。

また、分子栄養学を教えている某セミナーでは1番肝心の数字を教えてくれないみたいです。それ意味ないじゃん、、

例えば、コンディショニングなどを行う時、カラダの評価はきちんとしますよね?

なんの評価も見立ても無く運動処方してたら、、、。そのようなトレーナーを見たらちょっと心配になりますよね。評価や見立てに基づいてクライアントとインフォームドコンセントがある上で進めていった方がモチベーションも上がるし、信頼も得られそうですよね。

では栄養の評価は?

大抵は方法論に終始していたり、過去の経験則による処方になってますよね。言葉は適切か分かりませんが、当てずっぽうな訳です。

どんなに素晴らしい方法でもそのクライアントの目的や体質(個体差)と合致していなければ意味がないのです。この「そもそも」ってところが重要なのです。

ではまた☆