こんにちは!

「大事なのは方法論ではなく個体差の評価!」 分子栄養学に基づいた血液データリーディング・栄養評価・ダイエット・健康に関するセミナー「トレーナーの為の栄養学講座」岡洋介です。

 

「血液データリーディングって?」
「なんでビタミンやメンタルの状態が分かるの?」

例えば血液検査の項目にあるAST、ALT。これは通常医療では肝臓のスクリーニングに使います。どちらも肝臓に含まれる酵素で、脂肪肝などの炎症で組織が壊れると血液中に出てくるので、数字が大きいと肝臓に問題ありとみます。

しかし、栄養学的にはそれだけでなくビタミンB6の指標としてみます。AST、ALT共にビタミンB6が補酵素だからです。

ですので、通常は多い場合のみ問題にされますが、少ないのも問題です。

だいたいAST、ALT共に20、20位。AST>ALT 2以上だとビタミンB6不足。(ALTの方が寿命が長いのでよりビタミンB6の影響を受ける)
AST<ALT 2以上は脂肪肝

例えばAST21、ALT20とかがいいです。

ダメな例は、女性に多いAST15、ALT10とか(><)
ビタミンB6不足。そして酵素はたんぱく質なのでたんぱく質不足。

ビタミンB6は肉などの動物性たんぱく質に多く含まれます。

ですので
・胃酸が少なく消化がうまくいってないかも?

・ビタミンBはB群として相互作用するので、もしかしたらB群全体が不足してるかも?

・B6は腸内細菌による産生もあり、その量は所要量の14〜38%にもなるので、腸内環境悪いかも?

このように機序が分かっていると、健康診断のような少ない検査項目でも色々推測できます。

そしてビタミンB6はセロトニン(幸せ感)、ドーパミン(やる気)、GABA(リラックス)などの神経伝達物質の産生に使われます。

ですのでB6不足だと幸せ感がなくやる気がなくリラックスできないという最悪のメンタルになります。

先程の胃酸少なそう、もしくは検査項目にペプシノーゲンがあって、少ない方。

このようなクライアントにたんぱく質を摂りましょうとか、プロテイン飲みましょうとかいうトレーナーは、、、、、

※数字は目安であり、どんなクライアントを対象にするかで変わってきます。食事状況やサプリメント摂取の有無、他の数値との整合性などなど。