こんにちは!

「大事なのは方法論ではなく個体差の評価!」 分子栄養学に基づいた血液データリーディング・栄養評価・ダイエット・健康に関するセミナー「トレーナーの為の栄養学講座」岡洋介です。

 

【中性脂肪って低い方がいいの?】

これもよくある誤解です。
高すぎは良くないですが、低過ぎもダメです。中性脂肪は「低血糖があるかどうかの指標」になります。糖質制限などをしていなければ100位、少なくても90以上がいいです。
※中性脂肪は食事の影響を受けるので、食後に測った場合はその数字は使えません。

中性脂肪が下がってしまっている方多いです。血糖値が下がってエネルギー不足になり、中性脂肪がエネルギーとして使われるからです。
この時はアドレナリンが出て交感神経onになります。

厄介なのが、空腹感や自覚症状のない方が多いです。忙しく働くビジネスパーソンや子育て中の主婦の方など。アドレナリンが出ているので割と元気な感じの人もいます。

しかし、アドレナリン↑ということはイライラしたり、胃腸の働きが悪くなったり、緊張状態であちこちにコリがでたり。

ちなみに健康診断血液検査での「血糖値」や「HbA1c」(ヘモグロビンエーワンシー)の数値が大丈夫でも低血糖がある場合は多々あります。

血糖値は測った瞬間を切り取っているだけ、HbA1cは2ヶ月位の平均なので上がって下がってだと数字上は良くなります。

低血糖は多くは食後の高血糖による反応性低血糖です。

ですのでこれらに加えて「1.5AG」の値もみます。
1.5AGは通常は99%が尿細管で再吸収されるので、経口摂取と排出量の均衡が保たれていて、一定の濃度を保っています。

しかし、グルコースに酷似しているので、血中のグルコース濃度が上がると、尿細管での再吸収で競合になり、再吸収されずに排出されます。これによって血中濃度が下がるのです。
通常は14位なので、それより低いと高血糖になっている瞬間があるという判断ができます。

重要なのは「食後の血糖値の乱高下の有無」です。
低血糖の症状として食後の眠気、手汗、動悸やどもり、フラつき、イライラ、睡眠時の中途覚醒や悪夢、食いしばり、コーヒーがないと頑張れない、甘い物が食べたいetc。

低血糖の原因は食事内容が糖質過多だったり、糖質を単体で摂っていたり、インスリン抵抗性があったり、「腸が悪かったり」、「副腎疲労」だったり、「肝機能↓」だったり、糖新生の酵素が少なかったり、、etc。

低血糖はメンタル症状に強く影響したり、副腎疲労の原因になったり、栄養療法では重要度高いです。詳しくはまた。

ではまた☆