「大事なのは方法論ではなく個体差の評価!」 分子栄養学に基づいた血液データリーディング・栄養セミナー「トレーナーの為の栄養学講座」
岡洋介です。
「lowT3 症候群」
「炎症、ストレス、飢餓でダイエット失敗」
lowT3 症候群は甲状腺自体に問題があるのではなく、中枢性の問題で代謝低下を招くきます。
通常は甲状腺ホルモンのT3が低下すると、その上流にある視床下部からのTRH、下垂体からのTSHは上昇する。
TRHとTSHの上昇を伴わないT3の低下がlowT3 症候群。
飢餓によるレプチン低下や炎症性サイトカインは視床下部のTRH発現の転写因子を不活化。
※レプチンは脂肪細胞から分泌され食欲低下、交感神経刺激による代謝UP。
※炎症により誘導されるCRPというタンパク質はレプチンのシグナリングを阻害する。
ストレス・炎症・低血糖よるコルチゾール↑はTSHやTRHを抑制。
視床下部→下垂体→副腎のHPA軸
視床下部→下垂体→甲状腺のHPT軸
要するにコルチゾールがHPT軸のフィードバック機構を阻害しちゃう。
→甲状腺ホルモン↓でもTSHやTRHが上がらない
甲状腺ホルモンとコルチゾールは相互作用します。
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ではまた^_^