「大事なのは方法論ではなく個体差の評価!」
分子栄養学に基づいた血液データリーディング・栄養評価・ダイエット・健康に関するセミナー「トレーナーの為の分子栄養学講座」岡洋介です。
「普段摂取している油が体質に影響する⁉️」
私たちの細胞膜はリン脂質でできていますが、それを構成する脂肪酸は普段摂っている油が材料になります。
そして細胞膜の脂肪酸を材料にエイコサノイドという局所で働くホルモンのようなものが作られます。
ざっくりいうとオメガ3系の脂肪酸からは炎症を抑制するエイコサノイドが作られ、オメガ6系の脂肪酸からは炎症を起こすエイコサノイドが作られます。
理想的な割合はオメガ3 : オメガ6が1 : 4位とされていますが、実際は1 : 10〜40位になっているといわれています。
一般的な家庭ではコーン油やひまわり油、ごま油などリノール酸リッチな安価な食用油が使われています。
それに加えて食の西洋化による魚<肉でアラキドン酸が多くなっています。
オメガ6系の脂肪酸から作られるエイコサノイドのPGE2(プロスタグランジンE2)は先日の免疫バランスの投稿に関連して、Th2というヘルパーT細胞を誘導し、アレルギーが出やすくなります。
同じくオメガ6系のから作られるPGF2は子宮の収縮を促進するので、生理痛が強くなります。
このように様々な影響があります。
ですので食事指導の際には脂肪酸組成も考慮して行えるとベターです。
クライアントの個体差(消化・代謝・ホルモンの状態)を考慮し、食べたものが実際に体の中でどうなっているのか?をデータを基に評価して食事指導できるようになりたい方。
トレーナーの為の分子栄養学講座 第2期は5月スタート予定です^_^