大事なのは方法論ではなく個体差の評価!」 

分子栄養学に基づいた血液データリーディング・栄養評価・ダイエット・健康に関するセミナー「トレーナーの為の分子栄養学講座」岡洋介です。

血圧と腸⁉️

腸内細菌が食物繊維を発酵することによって産生される短鎖脂肪酸は腸のエネルギーになったり、吸収され体内で※ホルモンのような働きをして恒常性を維持しています

※ 代謝(食欲、インスリン、交感神経)、免疫、血圧など。

短鎖脂肪酸の受容体のGPR41は血管にも発現し、短鎖脂肪酸が結合することによって血圧を下げます

一方、腎動脈や傍糸球細胞に発現している受容体のOlfr78は短鎖脂肪酸が結合すると血圧を上げます。

GPR41の方が短鎖脂肪酸の濃度が低くても反応するので、通常は血圧を下げる方へ働きます。
短鎖脂肪酸の濃度が上がってくると、血圧が下がりすぎないようにOlfr78が働き調整します。

人間は腸内細菌と共生することによって健康を保っています
食事の際には「腸内細菌にエサを与える」という意識を常に持っておくことが大事です

ではまた🙂