「大事なのは方法論ではなく個体差の評価!」 分子栄養学に基づいた血液データリーディング・栄養セミナー「トレーナーの為の栄養学講座」
岡洋介です。
「野菜ジュースってどうですか?」
会員様にたまに質問されます。
僕なりの答えとしては「目的や野菜ジュースの種類による」です。
僕は食べ物に関しては0か100かという考えはしません。
その人なりのメリットとデメリットを天秤にかけて判断することが大事だと思っているからです。
まず野菜ジュースがどういうものなのかざっくりと説明します。
・野菜ジュースに使われている野菜や果物はほとんどが外国産です。(外国産のものを使っていても日本で製造しているので日本産のような表記になっているものもあります)
そして外国からの輸送の際にはコストを抑えるため、量と重量を減らすために熱で水分を飛ばします。
そして後から水分を加えて元に戻します→濃縮還元。そして加熱殺菌します。
・この処理により、熱に弱い水溶性のビタミンのビタミンB群、Cは大部分が失われるでしょう。
ビタミンAやEの脂溶性ビタミンは残ります。
・食物繊維に関してはジュースにしてしまうと不溶性のものは失われ、水溶性のものは残ります。
ですので、野菜を食べることとは別物だと考える方がいいです。
あと、甘くて飲みやすい野菜ジュースは果汁が添加されており、果糖を多く摂取するというデメリットも増えます。
もし飲むのであれば、野菜汁100%のもので、果汁や砂糖を添加していないもの、そして野菜の種類が多いものがいいかと。
上記を踏まえると時間に余裕があり、野菜を使って献立もしっかり考えて料理をできる人なら飲まない方がいいでしょう。
あるいは野菜ジュースを飲むくらいならサプリの方が全然メリットが大きいです。
しかし、一人暮らしでジャンクフードや外食、コンビニ弁当が多い方であれば飲まないよりも飲んだ方がメリットが大きいでしょう。
食事は色々な栄養素を複合的に摂れるのでカラダでの代謝なども考えるとやっぱり大事です。
でもみんな忙しいし、それぞれの事情に合わせてベターなものを選ぶのが大事。
ただ、栄養の知識がない人は人生のクオリティが下がるのは間違いないと個人的には思っています。
ではまた🙂