「大事なのは方法論ではなく個体差の評価!」 分子栄養学に基づいた血液データリーディング・栄養セミナー「トレーナーの為の栄養学講座」
岡洋介です。
「メラトニンと乳癌⁉️」
以前にメラトニンの意外な使い方として、更年期障害を緩和するという記事を書きましたが、免疫にも作用します。
省略して書きますが、メラトニンはNK細胞とキラーT細胞という、ウイルスが侵入したり癌化した細胞をやっつける免疫細胞を活性化します。
健康な人でも1日に数千個の細胞が癌化していて、NK細胞がしっかり働くことによって癌にならなくて済んでいるのです。
血中のメラトニン濃度や、尿中のメラトニンの代謝物の濃度と乳癌の羅患率は逆相関するというデータがあります。
要するにメラトニンが少ないと乳癌になりやすいってことです。
あるデータでは国際線に乗っているCAは乳癌の羅患率は1.7倍、夜勤がある交代制の職種の方は1.4倍とのこと。
概日リズムが崩れることでメラトニンの分泌が落ちているんですね。
このように概日リズムを崩すような勤務体系の職業のクライアントにはメラトニンを上手く使うといいかもしれません。
ではまた🙂