大事なのは方法論ではなく個体差の評価!」 分子栄養学に基づいた血液データリーディング・栄養セミナー「トレーナーの為の栄養学講座」
岡洋介です。

甲状腺機能低下と貧血の悪循環
だからといって
鉄不足のクライアントに安易に鉄サプリを摂らせればいいってもんじゃない

・甲状腺ホルモンを合成する時の酵素である甲状腺ペルオキシダーゼには鉄が必要です。

・T4からT3への変換にも鉄が必要。

・鉄不足だと甲状腺ホルモン↓

・甲状腺ホルモン↓→代謝低下で酸素分圧↑→エリスロポエチンという造血ホルモン↓→貧血

・甲状腺ホルモン↓だと血液凝固因子の活性↓で月経時の出血↑

・甲状腺ホルモン↓だとビタミンB2の活性化↓→ビタミンB6の活性化↓→ヘムの合成↓

これだけ見ると鉄を入れれば解決じゃんと思いそうですが、鉄は細菌のエサになったり酸化ストレスを増大するので、体内の鉄の量は厳格に管理されてます
鉄サプリを摂っても効果がないどころか体調が悪くなる方もいます

鉄サプリを入れる前に炎症や酸化ストレスの有無、消化能力、他のミトコンドリアの栄養素が足りているのかなど考慮すべきことがあります

メガ〜とかに影響されているトレーナーはクライアントに健康被害を与えている可能性もあります
まだセミナーやブログには載せていませんが、メチレーションという回路があるのですが、そこが理解できると人によっては鉄を入れることで細胞毒性が上がることが理解できます。

将来アルツハイマーやパーキンソン、癌などの原因にもなりえます。
人の健康に向き合うということは簡単ではないです。〜は・・・に効くからなどと評価もせずに安易にサプリを勧めることはあってはならないのです。

まずは評価です。
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