大事なのは方法論ではなく個体差の評価!」 分子栄養学に基づいた血液データリーディング・栄養評価・ダイエット・健康に関するセミナー「トレーナーの為の栄養学講座」岡洋介です。

「つわりにあの栄養素?」
「つわりと糖尿リスク」

最近うちのジムは妊娠ラッシュです^_^
おめでたいです。


今日はつわりについて軽く書いていきたいと思います。

つわりの1つの原因とも言われているのがキサンツレン酸という物質です。。つわりが酷い人の尿中のキサンツレン酸濃度が高いことが分かっています。

これはトリプトファンというアミノ酸から様々なものを作る経路の中間産物です。

トリプトファン代謝はセロトニンやメラトニンを作る経路と、※NAD(ナイアシンの活性型)を作るキヌレニン経路にわかれます。
※エネルギーを作るのに必要です。

炎症や妊娠でIDOという酵素が活性化され、キヌレニン経路が活発になります。
妊娠以外にも炎症やストレスがあるとキヌレニンにいく経路が活発になってしまうのでセロトニン↓、メラトニン↓でイライラしたり寝つきが悪くなったりします。お腹や喉や歯が悪い人、ストレスがある人は要注意です

その途中で、ビタミンB6(※活性型のPLP)の不足があると、キサンツレン酸という物質が多くなってしまいます。

(※ビタミンは実際に働く時は活性型になる必要があります。ビタミンB6を活性型に変えるにはビタミンB2が必要です。ビタミンB2を活性型にするには甲状腺ホルモンや副腎ホルモンが必要です。

ですのでビタミンBは相互作用しているのでサプリメントで摂る時にはビタミンB群として。
甲状腺機能が低下していたり、副腎疲労のある方はビタミンB6が体の中でうまく利用できません。)
妊娠中期から末期にかけて活性型のビタミンB6がどんどん減っていくことが分かっています。(活性型B6のPLP:ピリドキサールリン酸のリン酸をALPという酵素で外してどんどん胎児の方へ送ってしまうから)

そしてこのキサンツレン酸は※インスリンと複合体を形成することによりインスリンの効きを悪くしてしまいます

妊娠糖尿病の原因としてホルモンの影響もありますが、ビタミンB6不足によるインスリン抵抗性も影響しそうです。

ではまた^_^

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