大事なのは方法論ではなく個体差の評価! 分子栄養学に基づいた血液データリーディング・栄養評価・ダイエット・健康に関するセミナー「トレーナーの為の栄養学講座」岡洋介です。

「胃酸抑制剤。ダメ。」

胸焼けや逆流性食道炎などのために胃酸抑制剤(制酸剤)を服用されている方が結構います。

胃酸抑制剤は胃酸の分泌を抑制するものと中和するものの2種類あります。中和するものはアルミを使っている場合が多いです。金属で胃酸を中和するのです。
アルミは神経毒になります。記憶が低下したり。ミトコンドリアの働きも悪くします。

いずれにせよ胃酸を抑制するとたんぱく質やミネラルが吸収が落ちます。

薬を飲んでいる本人は症状から胃酸過多になっていると思っているのですが、それは必ずしも「胃酸の絶対量」が多いわけではありません。胃粘膜を保護する粘液に比べて「相対的に胃酸が多い」というパターンもあります。

一時的に胃酸抑制剤を使わなくてはいけない場合もありますが、常用はダメです。

そして使うならなるべく胃酸を抑制するものではなく粘液を補助するものがいいです。

そして根本原因は自律神経の問題だったり、胃壁のターンオーバーがうまくいってない要するにエネルギー不足だったりするので、そこにアプローチしなければ治りません。

女性のクライアントは画像のような感じで胃酸不足の人の方が圧倒的に多いです。

※適正値はペプシノーゲンIとIIの比率が5以上でかつペプシノーゲンⅠが最低50は欲しいです。理想は70位。
(実際の血液データリーディングでは食事状況や体格、既往歴、他の数字との兼ね合いで判断します。炎症があると数字が上がってしまうので、データ上良い数値になってしまうこともあります。クライアントのデータを見る時のはしっかり学んでからにしましょう)

しつこいですが、方法論よりも個体差の評価です。そのクライアントの目的や個体差にフィットした方法を提供することが大事です。

「食べたものが実際体の中でどうなっているのか?」

・タンパク質の値は?

・ペプシノーゲンの値は?

基準値は意味ないです。あれは検査母体の95%が当てはまっているというだけの数字です。「医者が病気かどうかをスクリーニングするためのもの」であり、健康かどうかをスクリーニングするものではありません。

あなたの仕事は病気かどうかをスクリーニングすることですか?

僕の仕事はクライアントを至適健康状態に引き上げることです!
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