「大事なのは方法論ではなく個体差の評価!」 分子栄養学に基づいた血液データリーディング・栄養評価・ダイエット・健康に関するセミナー「トレーナーの為の栄養学講座」岡洋介です。

 

【GABAと血糖値とアンチエイジング】

GABAは膵臓においてβ細胞に多く存在し、インスリンが分泌される時に亜鉛とGABAも一緒に分泌され、α細胞に作用しグルカゴンを抑えることで血糖値を抑えています。

膵臓のランゲルハンス島においてα細胞にβ細胞のインスリン・亜鉛・GABAやδ細胞のソマトスタチンが直接働きかけてグルカゴンを抑制しています。画像のように各細胞が入り混じって存在してます。

(※このように血液を介さずに細胞液などを介してその細胞の周辺で局所的に作用するようなシグナル伝達をパラクリン機構と言います。)

実はグルカゴンはグルコースによって分泌を増やします。
しかし、β細胞からの抑制でトータルで見ると分泌が抑えられるのです。

2型糖尿病や血糖コントロール不全はインスリンの分泌低下などによるグルカゴンの抑えがうまくいかず血糖値が抑えられないのです。

GABAといえばその生成においてグルタミン酸→GABAとなる時にビタミンB6が必要です。

そしてビタミンB6※はAGEs(終末糖化産物)を除去します。

※PyridoxineHCLじゃなくて活性型のP-5-P(Pyridoxal-5-phosphate)の方が効果が高いです。

糖化はタンパク質や脂質と糖がくっ付いてその機能が失われることです。タンパク質がその機能を失えば色々不具合が出ます。肌でいえばシワやたるみ。


女性クライアントにはこの辺も切り口にして血糖コントロールの指導をするといいかもしれないですね。

そのうちアンチエイジングセミナーもやろうかな、、。

ということで、血糖コントロールにも糖化の害を防ぐにもビタミンB6が大事!

ではまた^_^